これは「書き下ろし」ならぬ「語り下ろし」作品です。要はインタビューをまとめたものという事です。しかし音楽雑誌のようなインタビュアーの言葉は一切入っていません。インタビューなのに、本人しかしゃべっていないという文章はちょっと変な感覚です。インタビュアーの言葉、あってもよかったんじゃないかなあと思いました。
ロックンローラーにも家庭と仕事の両立の苦悩があるんだなあ。
まあそりゃ同じ人間ですからね。その果てに女に逃げるのはあまり共感できませんが、家庭の為の仕事のはずが、仕事を頑張ろうとする気持ちの足枷に家庭がなっていたりして、時々邪魔臭くなったり、、、。それでもやっぱり家族は大事だから、仕事に向く足をとめて家族と足並みそろえたり、、、、。でもやっぱりそれはストレスで、、、、。
正直すごく共感しますね。男は攻めたがって女は守りたがる。攻めてる男が好きな女も、みんな同じ守る女に変わってしまう。妻を愛しているし、家族も大切に思っている。でも本当の所では誰とも分かり合えない。誰もこの苦悩を分かってくれない。
時に男は孤独な生き物なんですねえ。
良き夫、良き父親でありたいと願いつつも、カッコいい男、カッコいいロッカーでありたいと苦悩しつづけてきた吉井和哉はやっぱりカッコいいと思いました。
イエローモンキー時代からソロに至るまでの曲やツアーの裏側も垣間みれるので、ファンは買いでしょう。
失われた愛を求めて―吉井和哉自伝
吉井 和哉
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