ベクシル-2077日本鎖国-：映画・ビデオ・DVD：サムリのブログ

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ベクシル-2077日本鎖国-

「ベクシル-2077日本鎖国-」通常版

21世紀初頭。人類に延命効果をもたらしたバイオ・テクノロジーとロボット産業が急速に発展を遂げたことにより、日本は市場を独占し世界を大きくリードした。しかし様々な危険性が指摘されるようになると、国連はこれらの技術を厳格に規制することを求めた。日本政府はその要求に従うどころか、反旗を翻して我が道を行く決定を下したのだった。その決断とは……。『日本鎖国』
2067年。日本はハイテク技術を駆使した"完全なる鎖国"をスタートする。その後日本の情勢は秘密のベールに包まれたまま、10年が経過した。そして2077年。米国特殊部隊"SWORD"所属の女性兵士、ベクシルは、日本への潜入作戦を実行する。ベクシルが目にした日本の光景とは?いったい日本に何が起こっているのか?

こういう類いの映画は最初の10分に退屈させたら終わりだと思うんですが、この作品はしっかりと押さえてきましたね。スピード感、CGの技術、メカニックな敵と味方。おもわず「おお！」と思うほどインパクトがありました。これはなかなかやるんじゃないかと。

しかし結論からいうと「最初だけ」の映画でした。

人間が人間でなくなっていくという、恐らく味わう事ないであろう未知の感覚の悲哀や、大筋の設定はいいんですが、細かい部分や、人間描写に非常に違和感を感じてしまいました。

作中の言葉で言わせてもらえれば、登場人物が人間ではなくみんな鉄くず。ストーリー進行に沿って、黙って従う傀儡のような登場人物達に、ビックリするくらいの違和感を感じてしまいます。そもそもレオンなんて登場する意味あったのか？

黒幕がたった一人のマッドサイエンティストで実現可能な状況とは到底思えないし、メカニカルな冒頭の映像で衝撃を与えておいて、戦後の昭和のようなバラック街をフルCGで描く事の滑稽さ。

とどめは主人公の最後の台詞の、とってつけたような強引なまとめっぷり。なんだかな〜って感じでした。

「ベクシル-2077日本鎖国-」通常版

黒木メイサ朴ロ美松雪泰子

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